まず最初に言っておこう。

この季節にこんな山行、二度とやらん!

と思ったけど、終わるとまたやりたくなる。

いずれにせよ、暑い時期にこのクラスの山行は命の危険性を感じたので、もう少し涼しくなってからかな。

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これからあのてっぺんに上って、てっぺんからてっぺんへ縦走するのだ

全行程はこんな感じ。 7時間ほどで15km歩いて、1,500mほど登った感じ。

こういうのが勝手に記録に残るから、ヤマレコ便利。

スタートは雷山登山口から。ここから雷山ではなく、井原山登山口を目指す。

これには理由があって、
・雷山ピストンはやったことある、
・井原山ピストンもやったことある、
・井原山→雷山縦走は有名ルートなのでまあ通れるだろう
 ※通れない場合は何かしらSNS(Facebookグループに入っている)等に上がるだろう)
・雷山登山口~井原山登山口の登山道が未知数、
という状態で、この未知数部分の「崩れていて通れない」などのリスクが顕在化した場合に備えて、それを参考胃計画のどこに持ってくるかについて、序盤に持って来た、という話。

山行計画に大きく影響を及ぼす課題が発生したときに、最後だとリカバリが効かない可能性があるからね。

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雷山登山口の駐車場からすぐ左の細い道へ

なので、雷山登山口~井原山登山口で山行計画を大幅に崩れさせる不測の事態が起きた場合は今回の山行は中止、という気持ちで雷山登山口から井原山登山口へ向かう。

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ほどなくして登山道への入り口が。案内ありそうでよかった。

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整備はまあそこまでされてはないけど、ヒトが踏んだ後があるだけに安心感がある。

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工事区間も通る際は工事業者に連絡して通ってね、と書いてあった。通ること自体には問題ないらしい。

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ワラビと蜘蛛の巣を掻き分けながら進む。このあたりから、最近ここ人通ってないんじゃね感が出てきて一抹の不安。

不安とワラビと蜘蛛の巣と戦いながら登山道を突き抜け、井原山登山口まで伸びる農道に出た。よっしゃ。あとはここ歩けば井原山登山口までいけるやん。意外とヌルゲーやったな。

井原山登山口まで伸びる道と瑞梅寺ダムまで下る道の分岐にぶち当たるが、迷うことなく井原山登山口に向かう。

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杉が高いなあ、なんてのんきに呟きつつ言いつつ進む。

この後に起こることは知る由もなく・・・。

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バァーーーーーーーーーン!!!!

土砂崩れで道が!!!!

工事のおじさんと少し話してみる。

通るのはいいけどたぶん無理よ、気を付けて、とのこと。

どういう意味だろう。土砂の部分が結構ぬかるんでるから、そんな登山靴じゃ厳しいってこと?普通にいけたけど・・・。

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にしてもすごいな。斜面の感じから、最近崩れた感じに見える(苔とか新しい植物がない)。

なんや、普通にいけるやん。この調子で井原山登山口まで一直線だぜGoGo!!

・・・

・・・ん?

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んんんんんん???

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ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ道が完全にないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!(絶叫)

ていうか、ナニコレ?ドウナッテンノ?

よくよく見てみると、向こう側に無残にも垂れ下がったガードレールが見えることから、道路崩れて土砂がちょっと道塞いでますーレベルじゃなくて、道ごと斜面がなくなってる。なくなってる(2回目)

この写真を撮ってる足場も、実はアスファルトの下の土はもうなくて、危険が危ないので即退散。

んーしかし。どうするか。瑞梅寺まで下る道との分岐はずいぶん前や・・・あそこまで戻ろうとすると20分ほど?1時間はロスすることになる。

このままなんとか向こう岸(岸という表現がぴったりだ笑)に辿り着けないか・・・いや無理やな。マジで遭難する。

ヤマレコMAPを確認する。

このすぐ下に、井原山登山口から井原山に伸びる、計画では通るはずの登山道が伸びている。

なんとかそこにジョインできないか・・・。

と思ってガードレールから見下ろしてみると、割と断崖 笑

これで怪我してもシャレにならんし、とりあえず戻ろう。最悪計画中断や。

で、再度ヤマレコMAPを確認すると、瑞梅寺への道の分岐よりずいぶん手前で斜面を下りた足跡がある。いける・・・?

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なんかいちおうテープもある・・・。すげー斜度で踏み固められてないから、滑ったら下まで転げ落ちそうな雰囲気はあるけど・・・。いってみるか。

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綺麗な朝日を背中に浴びながら、わけわからん道なき道を下っていく。

いやこれ、テープあるけど通られへんやろ!!!

といいつつ、もうドロドロになりながら、15分ほどいろんなものと格闘しながら、民家の庭?に出た・・・。すまん・・・。

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気を取り直して井原山登山口を目指す。

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雷山登山口から歩くこと2.5時間。予定より1時間ほど遅れてキトク橋に到着。もうめっちゃ疲れた。

が、この感じやとなんとかいけそうなので、井原山を上り始める。

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これなんやっけ。小学校の頃に習った記憶がある。虫が葉っぱに卵を産み付けて、葉っぱを筒状に巻いてちゃんと口も閉じて、噛み切って下に落とすってやつ。

ここだと登山客に踏まれてしまう可能性が高いので、草むらに避けておいた。

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整備された登山道と、他登山客がいる安心感よ。さっきまで獣道みたいなところを1人で歩いてたので、マジで嬉しい。

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この道は一度上ってるので、もう勝手知ったるという感じ。

前回(たしか6月)と違うのは気温か・・・めっちゃ暑い。

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沢で顔を洗ったり、手ぬぐいを濡らしたりしながら進んでいく。緑が気持ちいい。

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高級料亭における飾り包丁のような職人芸を感じる。

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井原山はのっけから緑が鮮やかでいいよね!雷山はもっと暗い感じやもんね。

おそらくブナが中心なのか、スギが中心なのかの違いと思う。ブナの緑はきれいだ。

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上り始めてほどなくしてパーティと遭遇。明らかにこちらの方がペースが速いと悟ってくれたのか、声出しによる追い抜きの協力を頂いた。ありがとうございます。なんなら一緒に上りたかったけども、ちょっと時間の都合がやばそうなので先を急ぐ。

急ぎ過ぎたのか暑さからか、とにかく発汗量が多いのと、身体がオーバーヒートしている。

また、経口補水液も少し濃いのかな。身体がむくんでる感じも

んーここから井原山山頂まで上って、雷山まで縦走せなあかんぞ・・・。

引き返すという手段もあるけども、引き返すとするとあの道をまた通らねばならない・・・それはもう絶対に嫌だ。ていうか、すでにどこからあの道に入れるかも分からない笑

そんなわけで、経口補水液がぶ飲みしてたら最初に持ってた1Lを飲み切ってしまったので、上りの途中で追加の1Lを補給。

今日は水を3.5L持ってきている。もちろん経口補水パウダーとVAAMも。

井原山まで上ってしまえばあとは縦走と下りだけなので、残り2.5Lあれば大丈夫やろう。

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井原山登山道では最後になる沢の溜まり場で顔を洗って、歩き始める。

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とにかく脚が重い。身体がめちゃめちゃ暑い。ボタボタと汗が落ちる。肩も凝ってきた。

井原山~雷山、雲とかかかってないといいな(フラグ)、と願いつつ登る。

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井原山登山行程の2/3くらいで1Lの経口補水液を飲み切ってなんとか登頂。あかん、飲み過ぎや。これ結構やばいかもしれん。

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しかも山頂は雲に覆われてる笑

先行者がたくさんいて、しっかりしないと、という意志からなんとか気持ちを保ってられるのが救い。

正直お腹は空いてなかったど、エネルギー取っとかないと、とザックに入れて持って来た素麺をすする。うまい。

もう写真撮る余裕がないくらいに疲れている。行程的にはまだ長方形の2片を歩いただけ。まだあと半分ある。上りは終わったけど。

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ある意味山頂の雲は救いだったのかもしれない。涼しい。身体の熱を少しでも取りたい。

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いろんな方面からいろんな登山客が来る。

井原山って登山始めるまで知らなかったけども、この山愛されてるんやな。

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さて、向かいましょうか・・・。45分くらいかと思ってたけど、90分か・・・と思うと一気に押し寄せてくる疲れを押し返しながら、経口補水液を1L作ってスタート。残り1.3L(0.2Lは素麺ほぐすのに使った)。このペースだと足りない。やばい。

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縦走なんでアップダウンないやろと思ってたけど、まあ山頂と山頂を繋ぐわけやから、当然その中には谷がある。ということは、アップダウンはある。

この縦走路の場合は2回下って2回上る。

いずれも100m程度のアップダウンではあるけども、とにかくきつい。

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まず、縦走路自体がこれですよ・・・。隙間ないクマザサ。

クマザサってヤマダニが潜んでるらしいんですよねー・・・長袖長ズボンなので大丈夫とは思うけど、精神衛生上嫌だ・・・。

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縦走路ですれ違ったのは2名だけ。アップダウンは結構な勾配があるのと、そもそも人がそこまで通らないのと、山頂付近はよく降るんでしょうね、土がぬかるんでて危険。

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一応何かが見えるような。見えないような。見える。前原がちょっとだけ。うっすらと。そんなこともうどうでもいいくらいに疲れている。キンキンに冷えたコーラ飲みたい。

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90分の工程の60分地点。ここまで40分くらい。90分は掛からなさそうだ。水も心配なので早く帰りつきたい。とにかく「いのちだいじに」だ。

むくみもひどくなってる気がする。喉が渇いても経口補水液は少し控えめにしよう。雷山山頂に着いたら残りの300mlの水で経口補水液を薄めよう。

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見る分にはキレイなんですけどね・・・。

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背丈が肩ほどあるので、通るのはマジで嫌だ。

井原山山頂を出発して、縦走路を60分ほどで雷山山頂に到着。

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誰もいねえ・・・。雷山大丈夫なん・・・?下れる・・・?

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あそこから歩いてきたのか・・・。感慨深いな。

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真っ白な山頂を後にして、帰路を急ぐ。

結局経口補水液は1L飲んでしまって、残りはただの水300mLほど。沢の水飲むのはやばそう。

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急がず焦らず、でも暑さに身体をさらさないように迅速に下ろう。

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案の定、雷山の下りはズルズル。だから人が上ってきてないのか。

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ただ、新しい足跡がいくつかあるので、下った、もしくは上ってきた人はいるということ。崩れて道がないということはなさそうなので、そこだけは安心しつつ、ぬかるんだ道に足を取られないように、また、木の根でこけたりしないように、しっかり足を上げて歩く。

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こういうのって人手で運んできてるんですかね。だとするとすげーわ。マジで。

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下り始めて1時間ほどで清賀の滝に到着。ここからは15分ほどで登山口まで下りられるかな。

油断は禁物ではあるが、かなり安心感が増してきた。

暑いし、身体もシオシオやし。

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入水!!!

今年初入水。めっちゃ気持ちよかった。身体の熱も取れたし、かなり回復。水はもう飲み切って残ってないけど、たぶん大丈夫。

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長い山行でだいぶ爪先が潰れてきて痛い。もう登山道ええわ。アスファルトでよろしく・・・なんて呟きながら下る。

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清賀の滝から30分くらいかな。やっと帰ってきた・・・。

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待望のご対面。

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うますぎる・・・。五臓六腑に染み・・・。

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雷山登山口駐車場は、登山客らしき車なし。

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地獄の山行を繰り広げた稜線を眺める。あれを歩いたんやな・・・。感動。またやろう。涼しくなったら。

自身初の、7時間に渡る山行。夏はピストン山行くらいにしておくのが、心身ともによさそう、ということを勉強できました。