先日5分CP更新するためのTT中にボンヤリ思ったんやけど。

表題の通り、自分の実力をパワーベースで把握して、狙ったトレーニングやる為にはパワーの計測は「0を含む」にすべきやって話。

「0を含まない」に設定した気持ちは分かる。

パワーメーターを使う以上は、サイコンやトレーニング管理ツール(TrainingPeaksやGoldenCheetahなど)に表示される平均パワーは高い方が気持ちいい。誰しも自分を高く評価したいし高く評価してほしい。ある意味それは人の性。

ワークアウト平均180W(0を含む)

よりも

ワークアウト平均220W(0を含まない)

方が気持ちいいよね。

特に、SNSなんかでパワー自慢したい方にとっては0を含まない方が都合がいいよね。

おもちゃやパワー自慢の為にパワーメーターを使っているならそれでもいい。

しかし、強くなるために現状を正確に知り、その対策を検討し、実行に移し、実行結果をチェックする、というトレーニングにおいて、果たしてその思考は正しく結果に結びつくんやろうか。

パワートレーニングにおいては、「連続して出せるパワー」というのが重要。
なるべく長く、高い出力を出せるのがもちろん優れている。

その中で、10秒、1分、5分、20分といった区切りの最高出力は脚質を測るベンチマークともなる。

5分が弱いので重点的にトレーニングしよう、とかそういう感じ。

そこで、0を含まない値をパワーとして計測していた場合はどうなるだろうか。

極端な話、
・10秒スプリント(平均800W)
・5分脚休め(移動自体が止まると計測中止になるので、脚は止めて(出力0Wにして)惰性で走る)
これを30回繰り返せば、0を含まない計測をしている場合は5分平均パワーが800Wになってしまう。わお。モンスター級ですね。

もちろん、360回(笑)繰り返せば60分平均(FTP)800Wのカンチェラーラもびっくりのクリーチャーが出来上がる。

で、こういうことって(悪意を持って?虚栄心で?)意図しないと起こらないやん、自分はそんなことしないし。

と思ってるあなた。

起こりうる状況が、簡単に思いつく範囲で2つある。

1つは集団走行。
特に5人を越えるような集団では、後方ではほとんど足を回さずとも進める。
そしてこういう集団での練習時は平均速度が速くなる傾向にあり、つまり先頭での負荷(パワー)は高い。
先頭で大出力で踏んだ後は後方で脚を回さずに休む。
これを繰り返すことで、0を含まない平均パワーはグングン高くなっていく。

もう1つはアップダウン。

上りで頑張って下りで脚を止めるような走り方だと、途中脚を休めているものの、上っている区間のみの平均値を取ってしまう為に平均出力はかなり高くなってしまう。

こういった現象で取得した自分の(偽の)実力を持ってパワートレーニングをしようとすると、

5分の最大が(0を含まない測定で)350Wなので同じ出力でインターバルをやろう・・・あれ、こんなはずじゃ・・・

ということになってしまう。

もちろん、誤った方法で測定された値なので、基本的にトレーニングには使えない。

どうだろうか。

本気でパワートレーニングをやるのであれば、まずはパワーの平均値は「0を含まない」に設定しよう。

※速度やケイデンスは、まあどっちでもいいかな。

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